私の読解力って大丈夫?

株式会社まちよみが主宰する勉強会に参加した。
題名は「私の読解力って大丈夫?」

読解力が低下している大人も増えているのではないか。
「読んで、理解して、それでも実行しない大人」
以前はできていただろうことが。
そんな話から勉強会は始まりました。

読解力とは…

”自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力。”
(文部科学省 定義より引用)https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/siryo/1379647.htm

特に私は、
「熟考する」「評価する」という部分を意識して受講した。

おすすめ図書からの話

『ルポ 誰が国語力を殺すのか』

ルポ 誰が国語力を殺すのか (文春文庫) [ 石井 光太 ]

価格:902円
(2026/1/23 13:24時点)
感想(0件)

・ごんぎつねのある場面。
・母と子の会話の事例。

このふたつの話題が紹介された。

おぉ、「ゆる言語学ラジオ」で「ごんぎつねの裁判」についての話をきいたばかり!
兵衛が悪いか、ごんが悪いか…あの話かな、と思ったが、そんな話ではなかった。

ごんぎつねの中で、
お葬式の準備をする場面について。
小学4年生の授業で、
「どんな場面だと思いますか」と聞くと、
「死んだおばあさんを煮て消毒している」
との発表があったらしい。
しかも、グループワークでの意見で。

一瞬、「かちかちやま」”ばば汁”が脳裏をかすめたが、
あれは自然と人間の生きるための攻防だから、全く別の話だ。

—話を戻そう。

お葬式を知らない?
知らなくても考えることはできる。
想像することはできる。

小学4年生。9歳から10歳になる年齢。
夢と現実の区別がつく年齢。

この年齢で、
「ヒトがヒトを鍋に入れる」という想像には至ってほしくない。
そう強く感じた。

次に紹介されたのが、
母と子の会話の事例。
「こんなことで?!」と思うような、暴力事件につながったケース。

ごんぎつねの話と、母と子の会話。
この二つに共通しているもの。

それが「読解力のなさ」なのだ。

なぜ、読解力が育まれないのか。

語彙力が足りない。

つまるところは
赤ちゃんの時期の
「語りかけ」と「聞く力」

言葉の獲得の一番最初の土台。

発達でも建物でも何でもそうだ。
土台が頑丈でないと、その上に積みあげるものは崩れてしまう。
戻って、戻って、どこが弱いのか、探すことになる。

戻って戻って、弱いところを直すのは、とても大変。
だから、土台を作る”その時”に頑丈に作ることがいい。

人の土台の時期は、あかちゃん期。

誰もが持っている母子健康手帳には、こんなことが書いてありました。

「赤ちゃんに話しかけましょう。」

「一緒に絵本などを見て遊んであげましょう。」

「まず耳を傾けて、優しく対応しましょう。」

これは、言葉の獲得の一番最初に、とても大切なこと。
一生続く語彙の獲得の、最初の土台。

母子手帳にはしっかり書いてある。
でも、

”育児の心得を獲得し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、母子手帳に書かれた内容を理解し、利用し、熟考する”

なんて、赤ちゃんのお世話で大変な中、なかなか難しい。

子育てには、伴走してくれる人がいるといい。

土台を作る、ぴったりの時期に
言葉を育む、心を育てる。
子育ての初期の初期に知っておくといいこと。

その子の名前を呼ぶほど知っている関係で、相談できる人。

これからも心して
「待ちよみ®」をお伝えしていこうと思う。

   

2026.1.23

(一社)マタニティ期から絵本読みきかせ推進協会認定
マタニティ読みきかせアドバイザー
NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師
子どもの図書館あいすちゃん代表

大谷佑香

  

ごんぎつね (日本の童話名作選) [ 新美南吉 ]

価格:1540円
(2026/1/23 13:46時点)
感想(57件)

ごんぎつね [ 新美 南吉 ]

価格:1760円
(2026/1/23 13:47時点)
感想(2件)

タイトルとURLをコピーしました