年が明けた夕方
赤く染まった空、真っ黒な富士山を見た。
朝に見るその姿よりもずっと大きくて
黒と赤のコントラストが鮮やかで。
とても美しかった。
「美しい」
最近、
「美しい」と感じたことはありますか?
*
せりがやtetomailでご紹介したのはこの絵本。
「富士山うたごよみ」
俵万智 短歌・文 / U・G・サトー 絵
価格:1430円 |
ユーモア溢れる 美しい絵の本。
二十四節気と短歌
美しい言葉がつまった絵本です。
最近、
「美しい」と感じたことはありますか?
小さい娘と過ごす日常の中にあった
美しいもの。
朝露がきらりと光る雑草
つやつやのダンゴムシ
寒い冬にきらきら輝く霜柱
一緒に拾った色とりどりのシーグラス
そのどれも、
共通の出逢いかたをしました。
日常にある
美しいものとの出逢いかた。
それは
子どもの
「望みを叶える」こと。
子どもを信じて
「待つ」こと。
「待ちよみ®」をして、出逢いました。
朝早くからの「公園行きたい!」
という望みを叶えて出逢った
「朝露がきらりと光る雑草」
公園で、
遊具には目もくれずに
ずーっと植え込みの前にしゃがみ込んだわが子。
その傍らで待って出逢った
「つやつやのダンゴムシ」
寒い冬の日の通園中
「ママ、こっち!こっちきて!」
という望みを叶えて出逢った
「キラキラ輝く霜柱」
「拾いたいだけ拾う」
望みを叶えて拾い集めた
「色とりどりのシーグラス」
すべて
子どもの
「望みを叶える」
子どもを信じて
「待つ」
「待ちよみ®」をして、出逢いました。
「ママー、 そらの てんごくと じごくが かじになってるよ」
娘が年長の頃
真っ赤な空を見つけてつぶやいた言葉です。
あっという間に流れていく日常を、
言葉にする。
少し立ち止まって
周りを見渡すことができるようになる。
子育て中って
「少し立ち止まる」
をすることで
見えることがある。
*
*
*
さて、冒頭でご紹介した絵本に出てくる
「二十四節気」とは、
「冬至」「立春」などの季節を表す24の節目のこと。
そのひとつ、三月六日頃の
「啓蟄(けいちつ)」とは
冬眠をしていた虫たちが目を覚ますころ。
「雛人形をしまう日」として
知っている方も多いかもしれません。
毎日毎日
幼い娘と植え込みをのぞき込んでいたあの日。
ダンゴムシを見つけた。
その日は
「啓蟄」でした。
「啓蟄の日に、本当に虫が冬眠から目覚めた!!!!!」
感動したことをよく覚えています。
子どもと過ごす日々。
みんな、毎日必死に頑張っている。
何気ない暮らしの中に
幸せと、驚きと、面白さを。
子どもと過ごす日々は
思う以上に、静かで豊かな時間なのかもしれません。
子どもを信じて待つことで
大人の世界も豊かになる。
豊かな時間をつくっていきましょう。
2026.1
(一社)マタニティ期から絵本読みきかせ推進協会認定
マタニティ読みきかせアドバイザー
NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師
子どもの図書館あいすちゃん代表
大谷佑香

