『本に線を引く読書会』

NPO法人本とジブン研休室が主催している
『本に線を引く読書会』に月一回参加している。

課題図書を読み、5箇所に線を引く。

そして参加者が、その線を引いた箇所を発表する会。
今回で3冊目。

この読書会、何がそんなに面白いのかというと…

まず、内田早苗さんの選書で本が読めること。

次に、一生懸命最後まで読む自分がいること。

普段は並行読みばかりしている。何冊も読みかけの本がある私が、
『本に線を引く読書会』の課題図書は、開催日までに読もうと決めて読む。これがいい。

三つ目、参加している方の線を引いた箇所を聞けること。

人の心の中を覗き見している様で面白い。

同じところに線を引いた方がいると、
「そうだよねー!わかるー!」と嬉しくなり、

私が線を引かなかった所を発表する方がいると、
「へぇ〜!そこかぁ!面白い!」と違う視点にわくわくする。

そして最後に、内田早苗さんが線を引いた5箇所が聞けること。

そこから、どんな思考をしているのか学ぶのがまた面白い。

今回の課題図書はこちら。

「ものがわかるということ」養老孟司(祥伝社)

ものがわかるということ (単行本) [ 養老 孟司 ]

価格:1760円
(2026/2/12 00:21時点)
感想(2件)

私が線を引いた所はこの5箇所。(本文より引用)

  • 人生の何割かは空白にして、偶然を受け入れられるようにしておかないといけません。
  • 「ああすれば、こうなる」ではなく、あくまで「手入れ」です。
  • 人間の好きなことって、実ははっきりしているようでしていないものです。
  • 「皆さん一人ひとりが見ている『養老孟司』には、一つとして同じものはありません。」
  • 実験室で飼っているネズミと変わりありません。

このうちのひとつの理由をご紹介します。

”「皆さん一人ひとりが見ている『養老孟司』には、一つとして同じものはありません。」”

この言い回し、以前に聞いたことがあったんです。

娘の中学校の授業参観で!
「美術の先生、面白いよ。」

そう聞いていたので、楽しみに美術室へ向かいました。

その場にいた保護者は2.3人。
「自由に見て回ってください。」と先生。

チャイムが鳴る前に、先生(イケオジ)のお話が始まりました。
ちょっぴり”てやんでぇ口調”でお読みください♡

「ここに美しい花があるとして、それは目では見えないの。どうしてだと思う?」

「美しさはここ、心にあるの。それぞれ違う美しいと思う気持ちを持っている。色、形、香り…。だから、みんな違うの。心で見るんだよ。」

「今、みんなが見ている俺(先生)も、それぞれ違うんだよ、こっちから見たり、こっちから見たり、違うだろ。同じものなんて一つもないんだよ。」

中学生の頃に、こんな大人が近くにいるって、とても有難いことだと思う。
先生に感謝。学校に感謝。教えてくれた娘に感謝。

そして、この先生を「面白い」と思っている娘の感性が素敵だなと思う。

そんな思い出があり、

「皆さん一人ひとりが見ている『養老孟司』には、一つとして同じものはありません。」

この一文に線を引いた。

同じような言葉を他でも聞いた事がある気がするけれど、私は娘の美術の先生を思い出した。

人は、”知っている”が好き。

おとなも、こどもも。

そして、今回「本に線を引く」事でもう一つ気がついた事が。
長くなってしまったので、また別の機会に。

線を引いた本、読みたい方は
「子どもの図書館あいすちゃん」にて貸し出しが出来ます。
お声がけくださいね。

2026.2

子どもの図書館あいすちゃん
大谷佑香

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