
親子が育ちあう絵本時間
おおたにゆうかです。
「下の子に手がかかって、上の子にかまう時間がない。」
「上の子がワガママばかりなのは、愛情不足なのかも…。」
以前、涙をこぼしながら話をしてくれた方がいました。
同じ悩みを抱えている方はたくさんいます。
特に下の子が小さいと、どうしても手をかける時間が違って当たり前。
授乳、おむつ替え、危なくないように見守り、抱っこじゃなきゃ眠らない……
子育て、ほんっとうに、おつかれさまです!
ついつい、上の子に
「一人でやって」
「待って」
と言ってしまったり。
ママを求めてくれているのに
「パパとやって」
とお願いしたり。
反抗されると
「うるさーい!」
って怒ってしまったり。
寝顔を見て、反省の繰り返し。
「愛情不足かな…」と心配になるけど、
また次の日も繰り返してしまう。
そんな自分を責めるのは、もう終わりにしませんか。
ないものは、ないんです。
だけど、
「愛情不足かな」と悩んでいるなら
”心を向ける時間”を
意識してみませんか。
時間を平等にすることはむずかしい。
だけど、
”心”を同じように向けることはできる。
”愛情”を同じように注ぐことはできます。
短い時間でも
「今、私はあなたを見ているよ」
「あなたを大切に思っているよ」
それが伝わることが大切です。
たとえば、
・子どもが「見て!」と持ってきたものを一緒に見る。
・目を合わせる。
・数分だけ手を止めて話を聞く。
そんな小さなことでいいんです。
“心を向ける”って、
難しいことではないんです。
たとえば、ある日のお風呂タイムでのできごと…。
子どもたちがシャボン玉を作っていました。
体にボディソープをつけて、手をおなかにこすりつける。
その手を握ってもにゅっと動かし、親指と人差し指で輪っかを作る。
輪っかに、ふぅーっと息をかけると、シャボン玉ができる。
シャボン玉がいい大きさになったら、指をすぼめ、
魔法をかけるように手のひらを上にむけて、ふぅーっと吹いて飛ばす。
私は湯船に浸かりながら、娘たちを見ていました。
上の子が大きなシャボン玉を両手に作り、近づけた瞬間
2つのシャボン玉がくっついて、1つの大きなシャボン玉になった。
娘がキラキラした瞳で私を見た。
私はただ微笑みました。
娘は満足そうに続きのシャボン玉を作り始めました。
「心を向ける」「よく見る」
娘が、私が浸かっている湯船にシャボン玉を飛ばす。
シャボン玉が水面をはねる。
上の子が言う
「コツ教えてあげようか」
「手のひらとシャボン玉が付いている、このすれすれのところを、優しくこう、”ふぅ〜”って吹くんだよ。ほら。」
下の子は黙って続ける。
私はそれを、ただ見守る。
何度も挑戦する。
シャボン玉が飛ぶ。
ふわふわと舞う。
割れる。
ふと、目が合う。
満足した表情で、また次のシャボン玉を作る。
これが
「心を向ける」
ということ。
「よく見る」
それが愛情をかけるということです。
”こんなこと”でいいんです。
でも、”こんなこと”こそ
片手間ではできないことなのです。
「絵本を子どもに読みきかせる」
ことも同じです。
片手間では出来ませんよね。
スマホを見ながらでは読めないし、
怒りながら読めません。
だから
「親が子に絵本を読む」
それは愛情を伝えていることなんです。
きょうだい一緒に絵本を読むことも多いと思います。
そんな時こそ
「一人ひとりに心を向ける」
目の前に何人いようとも、
その瞬間だけは一人の子に心を向ける。
そうやって毎日絵本を読んでいると、
ワンオペ育児の中でも、自然と
「一人の子に心を向けること」が出来るようになってきます。
・子どもを”よく見る”ようになります。
・子どものことがわかるようになります。
・ママとしての「勘」が育っていきます。
子どもはそれに気がつきます。
すると、短い時間でも、
「自分は大切にされている」
と感じられるようになるんです。
ワガママに見える言動をしていても、
「愛情不足かな」
なんて悩まなくなります。
本当です。
その一歩が
「心を向けて絵本を読む」
ことからはじまります。
”こんなことでいいの?”
そんな一歩から始めてみませんか。
愛情は量も大切。
だけど、それ以上に質が大切。
「大好きだよ」
「かわいいね」
「大切だよ」
そんな言葉が詰まった絵本もおすすめですよ。
「大好き」をパパママの声で伝える絵本
ちびゴリラのちびちび (ほるぷ海外秀作絵本シリーズ) [ ボーンスタイン,R.L.(ルース・L) ] 価格:1485円 |
今回ご紹介した絵本は「子どもの図書館あいすちゃん」で貸し出しをしています。
他にもブログには書けない「子ども一人ひとりと向き合う小さな工夫」がたくさんあります。
お会いしたときに聞いてくださいね。
子どもと過ごす日々が
幸せなものでありますように。
(一社)またよみ協会認定マタニティ読みきかせアドバイザー
大谷佑香
